「投資」って何なの?(パート6)
2006年 10月 16日
2006/10/16
『「投資」って何なの?(パート6)』
お金と交換する「モノ」とは?ですが、タイトルの「投資」って何なの?の最後です。最後は、「自分自身」です。
お金を、価値を産んでくれそうなモノと交換することを考えてきましたが、交換しなくても、お金を産んでくれるものがあります。自分が働いて、お金を獲得することです。
当たり前といわれればそれまでですが、交換するモノを考えてきて、あらためて「自分自身」を眺めてみると...。つまり、投資の観点から「自分自身」って、どうなの?ってことです。
(人をモノ扱いしたり、人をお金で判断することには、反発される方もあるでしょうが、お許しください)
●20歳の貧乏な若者と65歳の裕福な退職老人、価値はどっちが高い?
さて、ちょっと考えてみてください。
『2005年時点で、20歳で新入社員のサラリーマン(貯金ゼロ、65歳定年)と、65歳で定年退職し、金融資産を2億円保有している人とは、どっちらの価値が高いか? ただし、65歳以降の年金収入の現在価値は同じだとします。』
不謹慎な言い方を許してもらえれば、結婚相手として選ぶなら、「若い夢のある貧乏な若者」か「財産のある老人」か、どっちを選ぶ?ってことです。
実は、2005年度版の厚労省「賃金構造基本調査」によると、2005年時点での計算(現在価値)で、サラリーマンとして20歳から65歳定年までの累積年収の額が、約2億円という推計があります。
この推計を前提とするならば、これからサラリーマンで働いて稼ごうとする20歳の人と、リタイアーして年金生活を送ろうとする金融資産を既に2億円保有する65歳の人とは、両者の価値が同じってことになります。
同じ価値だと分かっても、やはり実際には違和感があります。
つまり、20歳の若者の2億円は、ひょっとすれば4億円になるかもしれないし、逆に5000万円かもしれません。将来の見通しなんです。一方の65歳の定年退職した初老の人は、現実に2億円ある。
スグにもお金がほしい人なら、当然65歳の人を選び、4億円の可能性を信じる人ならば、20歳の人を選ぶでしょう。
つまり、提示された以外の両者の情報をよく調べ、判断することになるので、どちらを選ぶのが正解かは、選ぶ人によって異なるわけです。
●とりあえず、1億円をめざそう
投資で失敗することもあるでしょう。
でも、莫大な借金だけが残ったり、預貯金がゼロになるような投資行動さえしなければ、また最初に戻って、一所懸命に働いて稼ぐことで、再度、投資に挑戦できます。
自分自身の収入を稼ぐ能力が、一番確実にお金を獲得できるわけですから、また初心にもどり自分で働いて貯金から始めましょう。
人生でも、3回くらいは投資で大失敗しても大丈夫、やり直しがきく。
65歳で2億円と言うのが、そんなの到底無理だと思えるならば、半分の1億円あるいは5000万円なら、なんとなく可能に思えませんか?
真剣に考えれば、おそらく大抵の人は、生活態度が「ケチ」になります。無駄をしなくなります。当然、家計簿もつけるでしょう。これを「つまらない生き方」って思う人は、無理ですけど。
まぁ、そういう生活態度を継続して、もし仮に、投資で大失敗せずに順調にいけば、若いうちに1億円に到達することは可能です。一発で大儲けしたのではありませんから、極端に大損することもないでしょう。
もし若いうちに到達できれば、その頃にはおそらく単なる通過点になっているでしょう。ある意味で、余裕がうまれてきます。投資に対する自信も意識でき、自分を信じれるようにもなります。
当然、投資をするにも、一段と広い視野で物事が見れるようになります。
つまり、世間で言われている年金の問題とか、消費税や税金の話とかがありますが、それらが不安材料にならず、精神的に楽です。だから、冷静に行動できるわけです。
自分では不安になっていることを意識していなくても、漠然とした将来への不安を感じたりして、金儲けへの行動につながっている人もおられるかも知れません。お小遣い程度の金額がほしいのと、1億円を目指すのでは、やはり気合いが違います。
もう一度申しますが、投資で莫大な借金をするとか、預貯金がゼロになるような投資行動だけは、避けるべきでしょう。
不相応な莫大な住宅ローンを組むとか、一発で大儲けを狙って先物やオプション取引などの「レバレッジの虜」なんかにならないことです。そんことは、余裕ができてからでも遅くありません。
以上、すべて私の独善的な意見です。全く別の見解もあることを前提に、ご参考になれば幸いです。
『「投資」って何なの?(パート6)』
お金と交換する「モノ」とは?ですが、タイトルの「投資」って何なの?の最後です。最後は、「自分自身」です。
お金を、価値を産んでくれそうなモノと交換することを考えてきましたが、交換しなくても、お金を産んでくれるものがあります。自分が働いて、お金を獲得することです。
当たり前といわれればそれまでですが、交換するモノを考えてきて、あらためて「自分自身」を眺めてみると...。つまり、投資の観点から「自分自身」って、どうなの?ってことです。
(人をモノ扱いしたり、人をお金で判断することには、反発される方もあるでしょうが、お許しください)
●20歳の貧乏な若者と65歳の裕福な退職老人、価値はどっちが高い?
さて、ちょっと考えてみてください。
『2005年時点で、20歳で新入社員のサラリーマン(貯金ゼロ、65歳定年)と、65歳で定年退職し、金融資産を2億円保有している人とは、どっちらの価値が高いか? ただし、65歳以降の年金収入の現在価値は同じだとします。』
不謹慎な言い方を許してもらえれば、結婚相手として選ぶなら、「若い夢のある貧乏な若者」か「財産のある老人」か、どっちを選ぶ?ってことです。
実は、2005年度版の厚労省「賃金構造基本調査」によると、2005年時点での計算(現在価値)で、サラリーマンとして20歳から65歳定年までの累積年収の額が、約2億円という推計があります。
この推計を前提とするならば、これからサラリーマンで働いて稼ごうとする20歳の人と、リタイアーして年金生活を送ろうとする金融資産を既に2億円保有する65歳の人とは、両者の価値が同じってことになります。
同じ価値だと分かっても、やはり実際には違和感があります。
つまり、20歳の若者の2億円は、ひょっとすれば4億円になるかもしれないし、逆に5000万円かもしれません。将来の見通しなんです。一方の65歳の定年退職した初老の人は、現実に2億円ある。
スグにもお金がほしい人なら、当然65歳の人を選び、4億円の可能性を信じる人ならば、20歳の人を選ぶでしょう。
つまり、提示された以外の両者の情報をよく調べ、判断することになるので、どちらを選ぶのが正解かは、選ぶ人によって異なるわけです。
●とりあえず、1億円をめざそう
投資で失敗することもあるでしょう。
でも、莫大な借金だけが残ったり、預貯金がゼロになるような投資行動さえしなければ、また最初に戻って、一所懸命に働いて稼ぐことで、再度、投資に挑戦できます。
自分自身の収入を稼ぐ能力が、一番確実にお金を獲得できるわけですから、また初心にもどり自分で働いて貯金から始めましょう。
人生でも、3回くらいは投資で大失敗しても大丈夫、やり直しがきく。
65歳で2億円と言うのが、そんなの到底無理だと思えるならば、半分の1億円あるいは5000万円なら、なんとなく可能に思えませんか?
真剣に考えれば、おそらく大抵の人は、生活態度が「ケチ」になります。無駄をしなくなります。当然、家計簿もつけるでしょう。これを「つまらない生き方」って思う人は、無理ですけど。
まぁ、そういう生活態度を継続して、もし仮に、投資で大失敗せずに順調にいけば、若いうちに1億円に到達することは可能です。一発で大儲けしたのではありませんから、極端に大損することもないでしょう。
もし若いうちに到達できれば、その頃にはおそらく単なる通過点になっているでしょう。ある意味で、余裕がうまれてきます。投資に対する自信も意識でき、自分を信じれるようにもなります。
当然、投資をするにも、一段と広い視野で物事が見れるようになります。
つまり、世間で言われている年金の問題とか、消費税や税金の話とかがありますが、それらが不安材料にならず、精神的に楽です。だから、冷静に行動できるわけです。
自分では不安になっていることを意識していなくても、漠然とした将来への不安を感じたりして、金儲けへの行動につながっている人もおられるかも知れません。お小遣い程度の金額がほしいのと、1億円を目指すのでは、やはり気合いが違います。
もう一度申しますが、投資で莫大な借金をするとか、預貯金がゼロになるような投資行動だけは、避けるべきでしょう。
不相応な莫大な住宅ローンを組むとか、一発で大儲けを狙って先物やオプション取引などの「レバレッジの虜」なんかにならないことです。そんことは、余裕ができてからでも遅くありません。
以上、すべて私の独善的な意見です。全く別の見解もあることを前提に、ご参考になれば幸いです。
by raccoblog
| 2006-10-16 20:58
| 投資よもやま話