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「1%のひらめき」が大事(理論物理学者の資質)

2011/10/02
『「1%のひらめき」が大事(理論物理学者の資質)』

 今頃になって、数年前のノーベル物理学賞のテーマを話題にするのも、完全に時代遅れなんですが..。
 そのノーベル物理学賞受賞で話題になった「素粒子物理学」に関する本を図書館に予約していて、その本「宇宙は何で、できているのか」がようやく順番が回ってきて読んでみた。

 約30年前に物理学科の学生で物性物理の実験をしていた私でも、クォークの名前くらいは知ってましたが、改めて読んでみると、理論物理の世界で扱う単位のオーダーが、既に一般人が理解できる範ちゅうを超越していて、全く別次元の話なんですから驚きです。
 読みながらも、貧困な想像力の私には、一応は「そうなんだろう」と理屈抜きで考える程度で、やはりモヤモヤだけが残ってしまいます。

 とにかく、著名な理論物理学者たちであっても、ある現象の理解のために、かなり突飛な「思いつき」「ひらめき」みたいなものを自由に想定して、「それなりのつじつま合わせ」をやっているような実態なんです。
 ちなみに、その「つじつま合わせ」と言っても、過去からの証明済みの様々な結果も踏襲したものでないといけませんから、単純な思いつきではありません。

 さらに、もう人類が普通に使っている「言葉」「言語」では、表現できない世界の話ですから、そんな世界を表現することは、数学でも困難かも知れません。

 そんな世界を、一般人がそれなりに理解すると、勝手に妄想や空想が広がって、「宇宙戦艦ヤマト」「スタートレック」の宇宙船の話から、仮想現実のような「マトリックス」みたいな世界なんかを、考えてしまいそうです。

 でも、それを遊びや空想とバカにするのではなく、多くの学者たちが、それを真剣に考えて実験で証明し、それなりの解釈をしようとしているのですから、相当な努力と忍耐力が必要だし、ある意味で天才の集まりです。一般人には到底できそうもないし、おもいつきそうもありません。

 最も理論的と思える学者たちが、「そんなことをしているんだ」と思うと、第三者からみると、かなり自分勝手な理論を展開しているようにも見えます。蓮舫さんでなくても、「そんなことをして、一体何の意味があるの」って質問したくなります。

 子どものゲーム感覚みたいに、要するに、「世界で一番早くその解釈の理論や実験結果を発表したくなる」わけで、そんな競争を必死でしている感じです。

 ところで、発明王と言われるエジソンの有名な言葉で、「天才は、1%のひらめきと99%の汗(努力)」 (Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.)というものがあります。
 一般的には、この言葉を「努力の大切さ」を伝えるもののように解釈されているようです。

 しかし、一部の人たちの解釈によれば、「この言葉は、1%のひらめきがなければ、99%の努力は無駄になる」ということであって、「ひらめきの重要性を説いている」とするらしい。

 理論物理学の学者たちを見ていると、まさに「1%のひらめき」が重要であることを納得させられます。
 ですから、エジソン自身も、この言葉を「ひらめきの重要性を説いている」という解釈だった。そう理解することに、私も賛同してしまいそうです。

<以上、私個人の見解です>
by raccoblog | 2011-10-02 13:30 | 話題にひと言