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投資は余りにも販売側に有利な状況です。様々な意見を聞いてから判断しても遅くありません。


by racco
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(猫な投資話:第130回)円資産の増大にこだわる必要はない

2011/10/03
『(猫な投資話:第130回)円資産の増大にこだわる必要はない』

 日本政府が「デフレ対策」も「円高対策」も「雇用対策」、さらに「社会保障制度改革」から「復興対策」まで、国民生活に関わる問題に、「一向に無策のままで、何もやらない方が税金を使わないだけマシ」なんて評価になりそうな実態です。
 すると、一部の週刊雑誌などで、「富裕層が日本から海外移住する」なんてことを話題にしだす有様です。

 投資家の考え方として、日本に永住することが大前提であるならば、基本的な投資目的としては、「円資産を増やす」ということになるのは当然でしょう。

 しかし、もしある時点で海外での永住を考えるのであれば、別に「円資産」にこだわる必要もありません。自分の資産状況と今後の生き方を考えて、他の通貨とその通貨の増大を狙った資産の保有は、まさに理にかなった行為です。

 各投資家によって、まさに考え方はいろいろでしょうから、いろんな選択肢がありそうです。
 例えば、いろんな状況に応じて、世界中に移住しながら生活するなんて発想もあります。これは、昔から、ある種の投資指南本には書かれていたことです。特に改めて、指摘するまでもありません。

 結局のところ、日本で円資産しか保有していない富裕層の人たちからすれば、もっとも困ることは、政府が強制的に円資産を減額されるような事態かも知れません。それが、そろそろ本格的に実施されるような日本になってきた、ということでしょう。

 そういう事態が想定されると考えるならば..。

 さっさと、日本を脱出して、複数の海外の国において、それなりに満足できる生活基盤を確立しておき、たまには日本にも戻ってきてビジネスをして稼ぐ。そんな風な生き方も、選択肢となりそうです。
 これは、「円資産」の部分の保有割合を下げる行為となるかも知れません。

 そういう生活基盤を海外でも確立しておけば、愚かな日本の政治家たちによって、別に日本の社会保障制度がどうなろうと、国家債務が増大して国民の保有財産が減額するような事態になっても、全く困らないかも知れません。

 結局のところ、お金持ちが相応の生活の安全と財産の安全を確保してくれる国であれば、日本である必要もなく、他の国と同様に選択肢のひとつと考えることになりそうです。

 一部の人たちから「日本人なのに日本を捨てる気か」と言われそうですが、日本の政治家が、他国の愚かな政治家と比べても、さらに見劣りするので困ったものです。
 既に、個人投資家も、生まれた国の通貨にこだわらず、世界中に目を向けて資産を保有することも常識になってくるかも知れません。

 日本がどういう国になればよかという問いの答えのひとつとして、投資家であっても、金持ちの富裕層から見ても、実際のところ、「貧乏人がお金持ちになれる可能性が高い国」は、それなりに魅力のある国だと思われます。

 現在の日本は、国民皆が平等や公平なんて、まやかしの政治家の妄言と愚行によって、公務員みたいな輩が増え続ける「極めて狭い価値観の社会」になっているようです。
 これが続くと、「貧乏人になってしまうと、なかなか這い上がることもできないし、貧乏人はいつまでも貧乏人であり続ける国」に向かっている感じです。これでは、魅力が全くないし、封建的な国に近づいているように見えます。
 将来的には、暴動や内戦が絶えない国家に落ちぶれそうです。政府だけでなく経済もガタガタになりそうです。

<以上、私個人の見解ですので、投資の際はご自身の判断で行ってください>
by raccoblog | 2011-10-03 15:40 | ■猫な投資話