ユーロ建て外貨MMFで繰上償還するものが出だした
2012年 09月 11日
2012/09/11
『ユーロ建て外貨MMFで繰上償還するものが出だした』
通貨「ユーロ」が世界的に信用を失くしつつある時期ですが、世界の債券で運用している代表的な投資信託と言えば、猛烈に売れた「グローバル・ソブリン・オープン毎月分配型」です。
昨年11月のこのブログでも、『「グロソブ」までもが日本国債を増やすなんて』の題で取り上げました。
当時の運用配分は、ユーロがまだ約21%あり、円も同じく約21%の運用状況でした。世界の債券で運用するハズが、2割も円じゃ運用姿勢に疑問が出てくる、なんて気分でした。
そのグロソブの最近の9月6日時点の運用状況を見ると、ユーロも円も約10%に落ちてます。逆に、米ドルが約14%から約35%にまで急増です。やっぱり最後の頼みは、選択肢がなくて「米ドル」って感じでしょうか?
こんな状況ですから、高い格付け債権で運用している「外貨MMF」も注目されます。
どの外貨MMF商品も、多くの通貨でほぼ円高基調が続き、さらに各通貨の金利低下が継続しており、かなり円換算ではマイナス状態が続いています。
グロソブを保有する多くの投資家すれば、「債券だから安全」なんて説明を受けていたとしたら、金融機関の販売員たちに騙された気分でしょう。
そんな中、とうとう「ダイワ外貨MMF(ユーロ建て)」の運用が、10月末で繰上償還する事態が発生しました。新規購入はすでに停止中です。
外貨建てMMFは、保有債券のデフォルトなどの多発でも無い限り、普通は償還なんて発生しないのですが..。
今回のユーロ危機の影響からか、「高い信用格付けであって、かつ、高い流動性を確保した運用を、通貨ユーロでは難しくなってきた」などの理由から、繰上償還する判断になったようです。
EUの各国がもがきながらも正常化することで、再び「ユーロ建て外貨MMF」が復活すると期待したい。
<以上、私個人の見解ですので、投資の際はご自身の判断で行ってください>
『ユーロ建て外貨MMFで繰上償還するものが出だした』
通貨「ユーロ」が世界的に信用を失くしつつある時期ですが、世界の債券で運用している代表的な投資信託と言えば、猛烈に売れた「グローバル・ソブリン・オープン毎月分配型」です。
昨年11月のこのブログでも、『「グロソブ」までもが日本国債を増やすなんて』の題で取り上げました。
当時の運用配分は、ユーロがまだ約21%あり、円も同じく約21%の運用状況でした。世界の債券で運用するハズが、2割も円じゃ運用姿勢に疑問が出てくる、なんて気分でした。
そのグロソブの最近の9月6日時点の運用状況を見ると、ユーロも円も約10%に落ちてます。逆に、米ドルが約14%から約35%にまで急増です。やっぱり最後の頼みは、選択肢がなくて「米ドル」って感じでしょうか?
こんな状況ですから、高い格付け債権で運用している「外貨MMF」も注目されます。
どの外貨MMF商品も、多くの通貨でほぼ円高基調が続き、さらに各通貨の金利低下が継続しており、かなり円換算ではマイナス状態が続いています。
グロソブを保有する多くの投資家すれば、「債券だから安全」なんて説明を受けていたとしたら、金融機関の販売員たちに騙された気分でしょう。
そんな中、とうとう「ダイワ外貨MMF(ユーロ建て)」の運用が、10月末で繰上償還する事態が発生しました。新規購入はすでに停止中です。
外貨建てMMFは、保有債券のデフォルトなどの多発でも無い限り、普通は償還なんて発生しないのですが..。
今回のユーロ危機の影響からか、「高い信用格付けであって、かつ、高い流動性を確保した運用を、通貨ユーロでは難しくなってきた」などの理由から、繰上償還する判断になったようです。
EUの各国がもがきながらも正常化することで、再び「ユーロ建て外貨MMF」が復活すると期待したい。
<以上、私個人の見解ですので、投資の際はご自身の判断で行ってください>
by raccoblog
| 2012-09-11 06:41
| 投資よもやま話