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投資は余りにも販売側に有利な状況です。様々な意見を聞いてから判断しても遅くありません。


by racco
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古臭い自民党が復活しただけ(自民党総裁選)

2012/09/27
『古臭い自民党が復活しただけ(自民党総裁選)』

 自民党の総裁選挙で、党員が参加しない決戦投票で石破氏と争い、19票差で安倍元首相が選ばれました。党員が参加した第一回の投票では、石破氏が199票を獲得して1位でしたが過半数は得られず、議員だけによる決戦投票で敗れた恰好です。
 次回の総選挙で第一党を取れば、内閣総理大臣になる可能性が高い人物ですから、一般国民としても無関心というわけにもいかない選挙です。

 以前にもここで述べましたが(9月12日)、石破氏が出馬宣言したことで、自民党の老害と言ってもよい長老たちとしては、長老排除の意向が強い「石破氏を選ばない作戦」を画策したようです。

 本来なら石原氏がその任を担うハズでしたが、くだらないお粗末発言が影響してか自ら支持を失い自滅して、石破氏を独走させる事態になったようです。
 ところが、穴馬のハズの安倍氏が対抗馬にのし上がり、第一回投票で石破氏に過半数を取らせず、長老たちも安倍氏を推す展開になったようです。
 長老たちからすれば、最初の思惑が外れたものの、まずまず作戦通り(決戦投票に持ち込み石破を落とす)の結果でしょうから、まぁ満足かも知れません。

 個人的な意見を言わせてもらえば..。

 一度でも内閣総理大臣を経験した人物は、その立場を降りたら、もう二度となることは許されないし、国会議員も辞職して引退するべきである、というが私の自論です。
 「二度目はあり得ない職責である」がゆえに、その任期中は職務にまい進するのが使命である、ということです。

 従って、職務を全うせずに逃げ出した安倍元首相が、新たな自民党の総裁に選ばれたことは、この自民党は、昔に戻っただけで、「古臭い自民党が復活」しただけに見えます。
 党員票の過半数を獲得した石破氏が、議員だけの決戦投票では落選したのですから、どうみても新しい自民党の出発には見えない。党代表の選び方に文句は言えませんが、地元の利益代弁者を選ぶような国政選挙のやり方には、疑問を持ってます。

 次回の国政選挙で、昔の自民党を選ぶ国民は、「現在の民主党政権と比べたら、昔のダメだった自民党政権の方がまだマシだった」という人たちだけでしょう。やっぱり国民は、国政選挙では、いつも「どっちがまだマシか」で選ぶしかないわけです。

<以上、私個人の見解です>
by raccoblog | 2012-09-27 07:56 | 話題にひと言