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未だに「日経平均株価」で議論しているなんて

2006/01/29
『未だに「日経平均株価」で議論しているなんて』

●昔と比較するなら「日経平均株価」より「TOPIX」で

 27日の株式市場は、ソニーや京セラなどの出遅れ感のあった、日経平均採用銘柄の株価が軒並み急上昇して、1万6千円半ばになりました。
 しかし、約6年前くらいの「ITバブル」の頃の、2万円までには届いていません。

 一方、東証1部の全銘柄を対象した指数のTOPIXは1700ポイント間近まで上昇しています。
 こちらは、ほぼ「ITバブル」の頃のレベルにまで回復しています。

 つまり、ITバブル直後に日経平均株価指数の入換えがあり、採用した銘柄の株価が、この6年間で冴えなかったということ。
 そしてその一方で、TOPIX指数が、あの当時のレベルになっているので、「日経平均に採用されていない銘柄が頑張った」ということでしょう。

 さて、あなたなら、日本の株式市場を過去と比較する場合、どちらの指数を信用しますか?

●「森本卓郎氏の2万円がバブルの境界」説

 本日(29日)の、経済バラエティ番組「がっちりマンデー」をみてたら、経済評論家の森本卓郎氏が、株のバブルのことについてビデオ出演してました。
 その話によると、「日経平均が2万円近くになると、バブルだ!」ってことらしい。おそらく、投資家の心理的な抵抗線というこのようで、2万円の壁があるとの見解らしい。この見方は、他の評論家や証券関係者の方にもおられる意見です。

 しかし、私の見方では、TOPIXではすでに「ITバブル」の頃と同じレベルですから、その頃の日経平均株価は2万2千円くらいです。
 株式市場を企業実態と連動していると考えるならば、とっくに、2万円をオーバーしちゃってるレベルである。日経平均株価は、その指数自体がどうもおかしい。そうとも言えそうですが?

 森本先生は経済の専門家でもあるので、現在の企業実態もよくご存知と思います。その上で日経平均株価を使って回答されていると思いたいが、でも「株」の話になると、案外「素人考え」なんですね。
 できれば、森本氏には「TOPIX」で、バブルを論じてほしかったなぁ~。

 どうみても経済評論家よりも、「完全にタレント」「素人投資家」って感じのコメントです。

●TOPIX指標も、昔と単純には比較できなくなる

 もうひとつ注意があります。このTOPIXの指数も、昨年から徐々にこれまでの組入れ割合を変更しているようです。どうも、現在、継続中らしい。
 ですから、来年になると、単純には昔と比較できない指数になるかも知れません。

 個人的には、今年のどこかのタイミングで、保有している「TOPIX連動投信」を売って、来年にかけて買い戻そうかな?と考えています。
by raccoblog | 2006-01-29 16:07 | 投資よもやま話