BSEの正確な情報を国民に発表するべき(米牛肉輸入問題)
2006年 01月 30日
2006/01/30
『BSEの正確な情報を国民に発表するべき(米牛肉輸入問題)』
米国牛肉の輸入問題で、米国側が危険部位の除去を怠った事実を認め、現在のところ再び輸入禁止になってます。
ところが、日本政府も、輸入再開の前に米国牛肉業者への立ち入り調査をするとの閣議決定をしながら、それをせずに輸入再開を認めた事実が判明。担当の中川大臣もこの事実を認めました。
●人が牛肉で感染するケースは、生食くらいです
BSE問題は、最初に日本で発見された際に、政府が国民へ正確な情報提供をせず、安易な「全頭検査をする」なんてことで、国民を納得させようとしたことから、非常におかしな事態になってしまいました。
その後の、米国などのBSE牛発覚による対応も、実に奇妙な言動をすることになってしまったのです。
そもそも、「牛のBSEに似た病状が、肉を食べることで、人間にも感染する」という明確な医学的根拠は全くありません!
どちらかといえば、熱を加えて食するならば、ほぼ安全だと断言できるでしょう。このことは、最初の日本でBSE牛が発見されたときも、専門家たちが指摘していた事実です。
しかも、過去において、日本人のほとんどの人たちは、既に米国産牛肉を様々なかたちで食していることは、おそらく間違いないでしょう。
しかし、BSEのような症状の人間は現われていません! 発症した人はいないんです!
唯一、英国に出張した経験のある日本人が、現地で牛の生の眼や脳を食していたケースがあったくらいです。
結局、生で食するスタイルをしなければ、かなりの確率で安全だといえます。
米国でも、大抵はよく焼いて食するメニューがほとんどです。そして、良く食べるその米国でさえ、BSE感染の疑いの患者が増えている、なんて事実はありません。
実は、BSE問題とは、人間への感染の問題ではなく、牛に感染することを防ぐ問題です。
問題となった英国などでは、残った牛の脳や脊髄などを含む部分を、牛の飼料として活用していたようです。それにより、多くの牛がBSEに感染したといわれてます。
そこで、そのような危険部位は、精肉段階で除去する対策が取られました。その対策後、新たな牛の感染はほとんど聞かれなくなりました。この対策は、かなり効果があったようです。
この対策は、日本でもやるようになりました。
でも、このような危険部位の除去の対策は、「人でなく、牛にとって必要な」対策なんです。
人にとって重要な対策じゃありませんから。
それなのに、どういうわけか、この日本では、危険部位を食べることで、人間にBSEが感染するかのような、誤った印象を与えてしまってます。
政府もマスコミも、真実の情報を提供せず、センセーショナルにこの問題を国民に伝えたことが原因でしょう。
だから、「全頭検査をすれば安心」なんて、ごまかしの小手先の対策を実施してしまったのです。
そのため、いつまでたっても、問題の真実の情報を、国民に提供するタイミングを逃してしまってます。
●「全頭検査をすれば安心」のウソ
さらに、ウソがあります。
あたかも究極の対策と思える「全頭検査」ですが、「全頭検査をすれば安心」なんてことは、絶対にありません!
米国が指摘したように、まさに「単なる気休め」程度のことなんです。
つまり、「その検査に掛からなかった牛が流通した」「検査時点ではOKだったが、その後にBSEになる牛がある」「BSEでない牛を、BSE牛だと判定した」「検査のやり方がいい加減で、BSEになっているのに、発見できなかった」など、このような問題の発生が否定できないからです。
例えば、通常、検査の常識では、検体として抜き打ちで「BSEに感染している検体」を入れることになってます。
そこで、この検体を陽性と判定できなければなりません。発見できなければ、その一連の検査そのものが疑わしく、妥当なものとはいえません。
果たして、現在の検査は、このような抜き打ち検査を、突然に断続的に行っているでしょうか?
「全頭検査で安心」なんて、ウソですよ。そろそろ、BSEの正確な情報を国民に提供するべきでしょう。
あえて生食をしたいなら、よく肉を確かめて、できるだけ国産の肉に限定するべきでしょうね。
昔からの料理方法で、よく焼いたり、ハンバーグなどに加工して食べるなら、全く安全で何も心配ありませんよ。
どうして、日本で牛丼を食べられないのか? 日本政府のやってることは、理解できません。
『BSEの正確な情報を国民に発表するべき(米牛肉輸入問題)』
米国牛肉の輸入問題で、米国側が危険部位の除去を怠った事実を認め、現在のところ再び輸入禁止になってます。
ところが、日本政府も、輸入再開の前に米国牛肉業者への立ち入り調査をするとの閣議決定をしながら、それをせずに輸入再開を認めた事実が判明。担当の中川大臣もこの事実を認めました。
●人が牛肉で感染するケースは、生食くらいです
BSE問題は、最初に日本で発見された際に、政府が国民へ正確な情報提供をせず、安易な「全頭検査をする」なんてことで、国民を納得させようとしたことから、非常におかしな事態になってしまいました。
その後の、米国などのBSE牛発覚による対応も、実に奇妙な言動をすることになってしまったのです。
そもそも、「牛のBSEに似た病状が、肉を食べることで、人間にも感染する」という明確な医学的根拠は全くありません!
どちらかといえば、熱を加えて食するならば、ほぼ安全だと断言できるでしょう。このことは、最初の日本でBSE牛が発見されたときも、専門家たちが指摘していた事実です。
しかも、過去において、日本人のほとんどの人たちは、既に米国産牛肉を様々なかたちで食していることは、おそらく間違いないでしょう。
しかし、BSEのような症状の人間は現われていません! 発症した人はいないんです!
唯一、英国に出張した経験のある日本人が、現地で牛の生の眼や脳を食していたケースがあったくらいです。
結局、生で食するスタイルをしなければ、かなりの確率で安全だといえます。
米国でも、大抵はよく焼いて食するメニューがほとんどです。そして、良く食べるその米国でさえ、BSE感染の疑いの患者が増えている、なんて事実はありません。
実は、BSE問題とは、人間への感染の問題ではなく、牛に感染することを防ぐ問題です。
問題となった英国などでは、残った牛の脳や脊髄などを含む部分を、牛の飼料として活用していたようです。それにより、多くの牛がBSEに感染したといわれてます。
そこで、そのような危険部位は、精肉段階で除去する対策が取られました。その対策後、新たな牛の感染はほとんど聞かれなくなりました。この対策は、かなり効果があったようです。
この対策は、日本でもやるようになりました。
でも、このような危険部位の除去の対策は、「人でなく、牛にとって必要な」対策なんです。
人にとって重要な対策じゃありませんから。
それなのに、どういうわけか、この日本では、危険部位を食べることで、人間にBSEが感染するかのような、誤った印象を与えてしまってます。
政府もマスコミも、真実の情報を提供せず、センセーショナルにこの問題を国民に伝えたことが原因でしょう。
だから、「全頭検査をすれば安心」なんて、ごまかしの小手先の対策を実施してしまったのです。
そのため、いつまでたっても、問題の真実の情報を、国民に提供するタイミングを逃してしまってます。
●「全頭検査をすれば安心」のウソ
さらに、ウソがあります。
あたかも究極の対策と思える「全頭検査」ですが、「全頭検査をすれば安心」なんてことは、絶対にありません!
米国が指摘したように、まさに「単なる気休め」程度のことなんです。
つまり、「その検査に掛からなかった牛が流通した」「検査時点ではOKだったが、その後にBSEになる牛がある」「BSEでない牛を、BSE牛だと判定した」「検査のやり方がいい加減で、BSEになっているのに、発見できなかった」など、このような問題の発生が否定できないからです。
例えば、通常、検査の常識では、検体として抜き打ちで「BSEに感染している検体」を入れることになってます。
そこで、この検体を陽性と判定できなければなりません。発見できなければ、その一連の検査そのものが疑わしく、妥当なものとはいえません。
果たして、現在の検査は、このような抜き打ち検査を、突然に断続的に行っているでしょうか?
「全頭検査で安心」なんて、ウソですよ。そろそろ、BSEの正確な情報を国民に提供するべきでしょう。
あえて生食をしたいなら、よく肉を確かめて、できるだけ国産の肉に限定するべきでしょうね。
昔からの料理方法で、よく焼いたり、ハンバーグなどに加工して食べるなら、全く安全で何も心配ありませんよ。
どうして、日本で牛丼を食べられないのか? 日本政府のやってることは、理解できません。
by raccoblog
| 2006-01-30 16:08
| 話題にひと言