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投資は余りにも販売側に有利な状況です。様々な意見を聞いてから判断しても遅くありません。


by racco
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2012/12/10
『橋下氏の「拙速選挙」で、失敗を教訓にできるか(総選挙の予想)』

 総選挙も前半が終わり、マスコミの世論調査では、「自民党が単独過半数を占めそう」なんて報道もあります。
 政党が10以上もあって、いわゆる「第三極」と言われる政党が、急造の中途半端な態勢での選挙です。さらに、これによって有権者も投票する先が分からず、投票に参加しないことも、自民などの「組織力のある政党」が優位な様子です。
 安倍総裁は、もう首相気分の言動になってます。

 お金だけはたんまりありそうな民主党は、選挙CMを製作したのですが..。あの野田代表の超アップ映像などを見ていると、丸々と肥えた狸のようで、ストレス太りが心配な感じです。思わず、メガネをかけさせたら、亡くなった金正日氏に似てそうで、非常に気持ち悪い印象しか残りません。

 今回の話題である第三極の政党では、石原代表と橋下代表代行の「日本維新の会」ですけど..。

 私の大阪の各選挙区での「日本維新の会」の候補者を見ていると..。これはもう「若いだけが取り柄の世間知らずの子供」です。思わず「当選させたくない」「頼むから落選してくれ」って、心の中で叫んでしまいそうな連中ばっかり。
 「拙速を貴ぶ」とは言われますが、こと国政を担当するわけですから、こんな連中を候補者にするのはダメでしょう。残念ながら大阪での「日本維新の会」の候補者は、全員落選してもらいたい気分です。

 そもそも、大阪維新の会の橋下人気も、関西くらいです。ところが、連勝した選挙によって、橋下氏は、自身の選挙戦術に自信過剰に陥ったのかも知れません。
 今回の橋下氏の作戦は、「関東で知名度がある石原氏を担いで代表にして、東西首都圏での選挙にすれば勝てる」なんて踏んだような印象ですが..。候補者たちがあの程度では、ちょっとこの作戦は失敗に終わりそうな予感です。

 本来なら、「大阪維新の会」の国政への進出は、急ぐ必要はなかったでしょう。ところが、橋下氏の拙速振りを見ていると、成功した自身の選挙結果のために、かなり自信過剰になり、調子に乗って「一気に国政制覇」なんて妄想に取りつかれた感じです。

 今回の時期の選挙なら、国政は「みんなの党」の躍進を目指して、候補者を出したいのなら「みんなの党」から出す、そういう「支援作戦」の方が良かった感じです。
 さらに、自民党への関与も、可能性として残しておく立場の方が都合良かった。「大阪都構想」の実現のためには、自民党との対立は、ちょっと早すぎる感じです。

 まだ今回の橋下作戦が失敗したとは言えませんが、街頭演説でのちょっと迫力不足の内容からすると、ご自身も、現在の情勢では「完全に失敗気味」と自覚しているのでは?
 仮に失敗だとして、この失敗を糧に、橋下氏が国政へはもっと別の作戦とシナリオを立てるべきでしょう。今回の対応は、時間を無駄にしているようにも見える。若さゆえの「暴走」だった、と反省してもらう。

 何十年間もの長きに渡って、脈々と生き残ってきた官僚組織ですから、それに対抗するための組織づくりは、そんな拙速にできるわけがない。

<以上、私個人の見解です>
# by raccoblog | 2012-12-10 07:47 | 話題にひと言
2012/12/07
『趣味じゃない副業の「競馬の賭け」も認めるべきだろう』

 少し前の話題ですが、3年間での競馬で「約1億4000万円の儲け」を出した会社員さんがいて、国家権力の税務当局から「馬券購入の当たり馬券しか経費に認めない」との判断がなされ、追徴課税され、在宅起訴までされてしまった。
 この会社員さんの話では、自らのノウハウから考案した競馬予想ソフトを使って、土日に約1000万円ほどの馬券をネットを通じて購入していたらしい。

 競馬は宝くじよりも期待値は良いが、儲けを出すのはかなり難しい印象です。ですから、その意味から、かなりうらやましい人です。

 それにしても、徴税を司る国家権力は、「汗水流さない儲けだ」と勝手にみなし、運で大儲けしたみたいに見える人に対しては、極めて冷たいようです。同じく、株で儲けた時にも使われる「不労所得」なんて扱いで、犯罪者のような扱いにしてしまうわけで、ホント困ったものです。

 その一方で「宝くじ」は非課税ですから、運という意味では違いはない。
 さらに、博打の配当金ですから、既に、参加者は相応の参加料を支払っているのですから、ハズレ馬券だって立派な必要経費でしょう。
 それに、すべての参加料は、公営ギャンブルとして見れば、その売上は公の事業にも貢献していることになる。地域の発展維持などに、ちゃんと貢献している人ってことになる。

 そんな仕組みの中で、ごく一部の運の良い人間が破格の儲けを出したからと言って、国家権力がイジメに近いような扱いをするのですから、困ったものです。

 確かに、「競馬のハズレ馬券分の方が多い場合に、その損した分を確定申告して損失を繰り越せるのか?」って言うと、かなり複雑な気分になるのも確かです。
 ただ、単なる「趣味程度」でやるのと、「真剣に副業」としてやっているのとでは、全く扱いが違うでしょう。それは、税務当局も認めて、条件などを明確に提示してほしいものです。

 国家権力という存在は、ちょっと想定外の事態が発生すると、一応告発して、相手が納得しなければ裁判沙汰にしてもらって、その判例を作りたいようです。
 つまり、権力側としては、自ら判断せず、司法判断をしてもらうのが良いと考えている。事前に、国民に対して警告や啓発をする意識はなさそうです。納税という点から見れば、「後出しジャンケン」みたいな制度です。

 ちょっと前にも、「ストックオプションでの儲けが、一時所得なのか給与所得なのか」でもめて裁判となり、「ストックオプションは原則として給与所得」という判例が出たようですけど..。
 それにしても、ひとりの善良な会社員個人に対して、国家権力側が大勢で「これ幸い」と、飛びつくのもちょっと大人げない感じです。

<以上、私個人の見解ですので、投資の際はご自身の判断で行ってください>
# by raccoblog | 2012-12-07 08:31 | 投資よもやま話